45.すればいい
川沿いを歩きながら
ジリっと日差し
生温い風
これほど不快なのに
涙が出るほど懐かしい
のびすぎた髪が
遠くから僕の視界を奪ってゆく
君の後姿は
徐々に夕闇へ飲まれてゆく
僕の事を忘れながら
君の明日が素晴らしいものになればいい
僕のいない明日で
君の心が少しずつ満たされていけばいい
国道沿いの公園で
ぬめっと深い夜
湿った空気
何か物足りないのに
気づかぬくらい心地良い
降り始めた雨が
少しずつ君の声をかき消してゆく
濡れたまま たたずむ君が
何を言ったか 聞き取れなかった
君の事を忘れながら
僕の明日が鮮明なものになればいい
君のいない明日で
僕の心が少しずつ許されていけばいい
僕のわがままで
君もいつの日か揺るがない日々を
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