39.無題

その空を追い越すことで
それぐらいの軽い痛みなら
それはそれでやり過ごせばいい

秋の冷えた風のせいなのか
あなたの肌も乾燥して
それも一つの現象で
それを思うことすらも
僕の一つの心象で

遠くを眺めるようでいて
近くを凝視しているから
見えないものを見ようとして
見えるものすら見えなくなって
そうして静かに悔やんでいって
忘れられていくから

その雲を掴もうとする事で
何も出来ない事を知ったなら
それはそれで一つの答えじゃない

恋をしたって いつだって
思い出が満開で
足を引きずり 前に進むので
そういう風に 叫び続ける

ガサガサの肌を撫でて
遠く遠くと憂くから
忘れていって
擦れていって

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