32.はきだめポリエステル

深夜の光が
ボロボロと 剥がれ落ちて
綺麗なコンクリートを
照らします

剥がれ響いた学生らの嬌声は
いつしか聞いた
自分たちのおしゃべりです

飲み込んだ分だけ
溢れ出して
意味を持ち得ぬ言葉となるの
半生焼けの元恋人は
きっとまた飽きちゃうから
手なんかつけず排水溝に流しちゃおう


ねえほらもう消灯時間
鼻をつけた畳のにおいは太陽の香り
君が恋しいのは
今に始まったことじゃないでしょ

ぐっとこらえた腹のそこに溜めてみて
それはきっとどっかにつながってるけど
君が恋しいのは
きっと 今でしかないでしょ

 
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